活動成果公開

トリアコンタの会

1日中コワーキングスペースで働いたり、地方へ移住して働いたり、新卒後NPO法人で働いたり、副業したりといった、今までにない働き方が、昨今メディアで取り上げられるとともに、周囲にも増えてきている。オフィス家具関連企業に勤める若手で集まったトリアコンタの会では、その様な働き方を実践しているのはミレニアル世代で、彼らの就業意識の変化に伴いオフィスの役割や働き方が変化してきていると考えた。これからワーカーの中心となるミレニアル世代にとってのオフィスの役割や、働き方を調査することによって、オフィス学会所属企業の家具開発/顧客提案時に役立つ情報を提供できると考え、調査を行った。

今回調査をするにあたり、従来のオフィスへの意識と比較して、「今のミレニアル世代が通うオフィスは、人と人とがつながる場になっている」という仮説を導出した。そして、その仮説をもとに質問票を作成し、ミレニアル世代が所属するオフィス4社へ訪問ヒアリングを行なった。

ヒアリング調査を行った結果、ミレニアル世代が通うオフィスについて、「執務空間は固定席である」「業務に合わせた空間がある」「全員が定期的に集まる空間がある」「自由時間に集う空間/仕掛けがある」の4つの共通点を見出すことができた。このような共通点を踏まえた上で、ミレニアル世代は人と人とがつながる場を求めていることが分かった。

また、今回の調査を通じ、各社は人と人とがつながる先を見据えた仕掛けを作りコミュニティ形成を行っていることが分かった。今後、トリアコンタの会では、企業のコミュニティづくりについて引き続き調査をしていきたいと考える。

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トリアコンタの会 報告資料 [資料001]

2020.03.24